2018年(平成30年)9月に実施されました2級FP学科試験の問21(経済指標)の問題と解答・解説です。
問21:経済指標
経済指標に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 国内総生産(支出側)の構成項目のうち、民間最終消費支出は、最も高い構成比を占めている。
- 全国企業短期経済観測調査(日銀短観)は、全国約1万社の企業を対象に、資金繰り、雇用人員、業況の見通しなどについて調査したものである。
- 景気動向指数において、東証株価指数は、景気の動きに対してほぼ一致して動く、一致系列に分類されている。
- 経済成長率には名目値と実質値があり、名目値は物価変動の影響を受けるため、名目値が上昇していても、実質値は下落することがある。
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【解答・解説】
- 適切
支出面からみた国内総生産(GDP)の項目のうち、民間最終消費支出が最も高い構成比を占めています。 - 適切
全国企業短期経済観測調査(日銀短観)は、日本銀行が年4回、全国約1万社の企業を対象に、資金繰り、雇用人員、業況の見通しなどについて統計法に基づいて行われる調査です。対象となる企業の業種は、製造業だけに限らず、非製造業も対象となります。 - 不適切
東証株価指数は、景気の動きに対してほぼ一致して動く、先行系列に分類されている。 - 適切
経済成長率には実質値と名目値があります。
名目値は物価変動の影響を受けるため、名目値が上昇していても、実質値は下落することがあります。
解答:3