2019年5月に実施されましたFP2級学科試験の問19の問題(家庭のリスク管理)と解答・解説です。
問題19:家庭のリスク管理
損害保険を利用した家庭のリスク管理に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、契約者(=保険料負担者)は個人であるものとする。
- 病気やケガの治療のため就業できなくなることにより収入が喪失するリスクに備えて、所得補償保険を契約した。
- 国内旅行中の食事が原因で細菌性食中毒を発症するリスクに備えて、国内旅行傷害保険を契約した。
- 趣味のラグビーの練習や試合中にケガをするリスクに備えて、普通傷害保険を契約した。
- 被保険者の子が原動機付自転車で通学中に、事故で他人にケガをさせてしまい法律上の損害賠償責任を負うリスクに備えて、個人賠償責任補償特約を付帯した普通傷害保険を契約した。
解答・解説
- 適切
所得補償保険は、ケガや病気によって就業不能となった場合に、保険金が支払われます。なお、入院中だけでなく医師の指示による自宅療養中も補償の対象となります。 - 適切
国内旅行傷害保険は、細菌性食中毒やウイルス性食中毒による損害は、補償の対象となります。 - 適切
普通傷害保険は、著しいルール違反や危険なプレーなどがない限り、スポーツ中の事故は、補償の対象となります。 - 不適切
個人賠償責任補償特約は、原動機付自転車や自動車事故は、補償の対象となりません。
解答:4