2023年(令和5年)1月に実施されましたFP2級学科試験の問4の問題(労災保険)と解答・解説です。
問題4:労災保険
労働者災害補償保険(以下「労災保険」という)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 労災指定病院で療養補償給付として受ける療養の給付については、労働者の一部負担金はない。
- 労災保険の適用を受ける労働者には、雇用形態がアルバイトやパートタイマーである者は含まれるが、日雇労働者や外国人労働者は含まれない。
- 業務災害により労働者が死亡した場合、対象となる遺族に対し、遺族補償給付として遺族補償年金または遺族補償一時金が支給される。
- 労働者が業務上の負傷または疾病による療養のため労働することができず賃金を受けられない場合、賃金を受けられない日の第4日目から休業補償給付が支給される。
解答・解説
- 適切
労災指定病院で療養補償給付として受ける療養の給付については、労働者の一部負担金はありません。 - 不適切
労災保険は、正規雇用・非正規雇用を問わず、アルバイトやパートタイマーも含めた従業員全員が適用されます。つまり、日雇労働者や外国人労働者も含まれます。 - 適切
業務災害により労働者が死亡した場合、対象となる遺族に対し、遺族補償給付として遺族補償年金または遺族補償一時金が支給されます。 - 適切
労働者が業務上の負傷または疾病による療養のため労働することができず賃金を受けられない場合、賃金を受けられない日の第4日目から休業補償給付が支給されます。
解答:2