2019年5月に実施されましたFP2級学科試験の問21の問題(貯蓄型金融商品)と解答・解説です。
問題21:貯蓄型金融商品
銀行等の金融機関で取り扱う預金の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 期日指定定期預金は、据置期間経過後から最長預入期日までの間で、預金者が指定した日を満期日とすることができる。
- 貯蓄預金は、給与や年金などの自動受取口座や、公共料金などの自動振替口座として利用することができる。
- デリバティブを組み込んだ仕組預金には、金融機関の判断によって満期日までの期間が変更される商品がある。
- スーパー定期は、市場金利の動向等に応じて、各金融機関が預金金利を設定する商品である。
解答・解説
- 適切
期日指定定期預金は、据置期間が1年であり、据置期間経過後から、最長預入期日までの任意の日を満期日として指定することができます。 - 不適切
貯蓄預金は、公共料金などの自動支払口座や給与・年金などの自動受取口座として利用することはできません。 - 適切
オプション取引などのデリバティブを組み込んだ仕組預金は、原則として、中途解約することができません。また、市場金利の状況により金融機関が預入期間を決定するため、預金者の判断によって、満期日を延長することはできず、金融機関の判断によって満期日までの期間が変更される商品があります。 - 適切
スーパー定期は、市場金利を基準として、各金融機関が預金金利を設定する商品です。なお、同一の金融機関で、同一の預入期間であっても、店頭取引とインターネット取引では、利率が異なる場合があります。
解答:2