2022年(令和4年)5月に実施されましたFP2級学科試験の問26の問題(外貨建て金融商品)と解答・解説です。
問題26:外貨建て金融商品
個人(居住者)が国内の金融機関等を通じて行う外貨建て金融商品の取引等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 外貨建て金融商品の取引に係る為替手数料の料率は、同一の外貨を対象にする場合であっても、取扱金融機関により異なることがある。
- 国外の証券取引所に上場している外国株式を、国内店頭取引により売買する場合、外国証券取引口座を開設する必要がある。
- 外国為替証拠金取引では、証拠金にあらかじめ決められた倍率を掛けた金額まで売買することができるが、倍率の上限は各取扱業者が決めており、法令による上限の定めはない。
- 米ドル建て債券を保有している場合、為替レートが円安・米ドル高に変動することは、当該債券に係る円換算の投資利回りの上昇要因となる。
解答・解説
- 適切
外貨建て金融商品の取引に係る為替手数料の料率は、同一の外貨を対象にする場合であっても、取扱金融機関により異なることがあります。 - 適切
国外の証券取引所に上場している外国株式を、国内店頭取引により売買する場合、外国証券取引口座を開設する必要があります。 - 不適切
外国為替証拠金取引では、証拠金にあらかじめ決められた倍率を乗じた金額まで売買することができますが、倍率の上限は、法令によって定められています。 - 適切
為替レートが円安・米ドル高に変動することは、当該債券に係る円換算の投資利回りの上昇要因となります。
解答:3