2024年9月に実施されましたFP2級実技試験(資産設計提案業務)の第8問の問題と解説です。
第8問:FP2級資産設計(2024年9月実技試験)
下記の問27~問29について解答しなさい。
問27
岡さんは、契約していた養老保険の満期保険金250万円を受け取った。これを、5年間、年利1.0%で複利運用した場合、5年後の合計額はいくらになるか。
問28
増田さんは、現在居住している住宅のリフォーム資金の準備として毎年年末に30万円ずつ新たに積み立てようと考えている。10年間、年利1.0%で複利運用しながら積み立てた場合、10年後の合計額はいくらになるか。
問29
大久保さんは、子どもの大学入学資金として、9年後に120万円を用意したいと考えている。年利1.0%で複利運用しながら毎年年末に一定額を積み立てる場合、毎年いくらずつ積み立てればよいか。
解答・解説
問27
現在保有する資金を一定期間、一定の利率で複利運用した場合の将来の元利合計額を試算する際、保有する資金の額に乗じる係数は、終価係数です。
ですので、「250万円×1.051=2,627,500円」です。
解答:2,627,500円
問28
一定の利率で複利運用しながら一定期間、毎年一定金額を積み立てた場合の一定期間後の元利合計額を試算する際、毎年の積立額に乗じる係数は、年金終価係数です。
ですので、「30万円×10.462=3,138,600円」です。
解答:3,138,600円
問29
一定の利率で複利運用しながら一定期間後に目標とする額を得るために必要な毎年の積立額を試算する際、目標とする額に乗じる係数は、減債基金係数です。
ですので、「120万円×0.107=128,400円」です。
解答:128,400円