2025年(令和7年)1月に実施されましたFP2級学科試験の問32の問題(所得税の各種所得)と解答・解説です。
問32:所得税の各種所得
所得税の各種所得に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 暗号資産取引により生じた損益は、その暗号資産取引自体が事業と認められる場合等を除き、雑所得となる。
- 不動産の貸付けを事業的規模で行ったことにより生じた賃貸収入に係る所得は、事業所得となる。
- 賃貸している建物とその土地を売却したことによる所得は、譲渡所得となる。
- ふるさと納税に係る寄附金を支出し、その謝礼として受け取った返礼品に係る経済的利益は、一時所得となる。
解答・解説
- 適切
暗号資産取引により生じた損益は、その暗号資産取引自体が事業と認められる場合等を除き、雑所得となります。 - 不適切
不動産の貸付けによる所得は、不動産所得となります。事業的規模で行ったかどうかは関係ありません。 - 適切
不動産を売却したことによる所得は、譲渡所得となります。 - 適切
ふるさと納税に係る寄附金を支出し、その謝礼として受け取った返礼品に係る経済的利益は、一時所得となります。
解答:2