【FP2級】実技対策問題サンプル

    

実技試験に合格するためには、それぞれの実技試験独特の問題に慣れておく必要があります。

そこで、十分な量の実技対策問題を用意しています。

一問でも多くの問題を解き、実技試験独特の問題に慣れてください。

実技試験対策問題も分野別に掲載していますので、苦手分野も徹底的につぶすことができ、効率的な学習が可能です。

Sample

▼2級生保顧客資産相談業務の一部を掲載しています。(タックスプランニング編)

※どりめざFPでは、中小事業主個人資産相談業務及び損保顧客資産相談業務には、対応していませんので、ご注意ください。

第1問

次の設例に基づいて、下記の各問(問1~問3:サンプルでは問3のみ)に答えなさい。

《設例》

X株式会社に勤務するAさんは、妻Bさん、長男Cさん、二男Dさんおよび三男Eさんとの5人家族である。Aさんは、×14年中に終身保険の解約返戻金150万円および一時払変額個人年金保険(10年確定年金)の解約返戻金650万円を受け取っている。

<Aさんとその家族に関する資料>

  • Aさん(52歳):会社員
  • 妻Bさん(50歳):専業主婦。×14年中の収入はない。
  • 長男Cさん(20歳):大学生。×14年中に、アルバイトとして給与収入50万円を得ている。
  • 二男Dさん(17歳):高校生。×14年中の収入はない。
  • 三男Eさん(15歳):中学生。×14年中の収入はない。

<Aさんの×14年分の収入等に関する資料>

(1)給与収入の金額:900万円

(2)終身保険の解約返戻金

  • 契約年月:×1年5月
  • 契約者(=保険料負担者)・被保険者:Aさん
  • 死亡保険金受取人:妻Bさん
  • 解約返戻金額:150万円
  • 正味払込保険料:180万円

(3)一時払変額個人年金保険(10年確定年金)の解約返戻金

  • 契約年月:×5年8月
  • 契約者(=保険料負担者)・被保険者:Aさん
  • 死亡給付金受取人:妻Bさん
  • 解約返戻金額:650万円
  • 正味払込保険料:500万円

※妻Bさん、長男Cさん、二男Dさんおよび三男Eさんは、Aさんと同居し、生計を一にしている。
※Aさんとその家族は、いずれも障害者および特別障害者には該当しない。
※Aさんとその家族の年齢は、いずれも×14年12月31日現在のものである。
※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

問3

Aさんの×14年分の所得税の算出税額を計算した下記の表の空欄①~④に入る最も適切な数値を求めなさい。なお、問題の性質上、明らかにできない部分は「□□□」で示してある。

解答・解説

問3

①について

総所得金額に算入される一時所得の金額は、35万円です。(肢3を参照)

なお、総所得金額は、「700万円+35万円=735万円」です。

②について

長男Cさん:特定扶養親族ですので、控除額は63万円です。

二男Dさん:一般の控除対象扶養親族ですので、控除額は38万円です。

三男Eさん:16歳未満ですので、扶養控除の対象となりません。

ですので、扶養控除の控除額は、「63万円+38万円=101万円」となります。

③について

納税者本人の合計所得金額が2,400万円以下ですので、基礎控除の金額は、48万円となります。

④について

所得税額は、「735万円-320万円=415万円×20%-42万7,500円=402,500円」となります。

解答:①35万円 ②101万円 ③48万円 ④40万2,500円

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