2019年1月に実施されましたFP2級学科試験の問22の問題(投資信託)と解答・解説です。
問題22:投資信託
投資信託に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 契約型投資信託は、運用会社と信託銀行等が信託契約を結ぶことにより組成される投資信託であり、会社型投資信託は、投資を目的とする法人を設立することによって組成される投資信託(投資法人)である。
- 公募投資信託は、不特定多数の投資家に取得させることを目的とした投資信託であり、私募投資信託は、機関投資家などの特定または少数の投資家に取得させることを目的とした投資信託である。
- 単位型投資信託は、投資信託が運用されている期間中いつでも購入できる投資信託であり、追加型投資信託は、当初募集期間にのみ購入できる投資信託である。
- アクティブ型投資信託は、目標となるベンチマークを上回る運用成果を目指して運用される投資信託であり、パッシブ型投資信託は、目標となるベンチマークに連動する運用成果を目指して運用される投資信託である。
解答・解説
- 適切
契約型投資信託は、運用会社と信託銀行等が信託契約を結ぶことにより組成される投資信託であり、会社型投資信託は、投資を目的とする法人を設立することによって組成される投資信託(投資法人)です。 - 適切
公募投資信託は、不特定多数の投資家に取得させることを目的とした投資信託であり、私募投資信託は、機関投資家などの特定または少数の投資家に取得させることを目的とした投資信託です。 - 不適切
追加型投資信託は、当初設定後も追加設定が可能な投資信託であり、新規募集期間終了後は、時価に基づいた基準価額で購入することができます。
単位型投資信託は、当初募集期間に限ってのみ購入することができる投資信託です。
なお、どちらの投資信託も、解約が多く発生した場合等には繰上償還されるリスクがあります。 - 適切
アクティブ運用は、ベンチマークを上回る運用成績を目標にする運用スタイルであり、ベンチマークは、それぞれの投資対象となる市場や有価証券の種類等によって異なります。 パッシブ運用は、どのような銘柄選択を行っても恒常的に市場平均以上の運用成績をあげるのは困難だとする効率的市場仮説の考え方に基づいた運用スタイルであり、あらかじめ定められたベンチマークの動きに連動して、同等の運用収益率を得ることを目指す運用です。
解答:3