2023年(令和5年)5月に実施されましたFP2級学科試験の問5の問題(国民年金)と解答・解説です。
問5:国民年金
国民年金に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 学生納付特例期間は、その期間に係る保険料の追納がない場合、老齢基礎年金の受給資格期間に算入されない。
- 生活保護法による生活扶助を受けることによる保険料免除期間は、その期間に係る保険料の追納がない場合、老齢基礎年金の受給資格期間には算入されるが、老齢基礎年金の年金額には反映されない。
- 保険料免除期間に係る保険料のうち、追納することができる保険料は、追納に係る厚生労働大臣の承認を受けた日の属する月前5年以内の期間に係るものに限られる。
- 産前産後期間の保険料免除制度により保険料の納付が免除された期間は、保険料納付済期間として老齢基礎年金の年金額に反映される。
解答・解説
- 不適切
学生納付特例制度による猶予期間は、その期間に係る保険料の追納がない場合、老齢基礎年金の受給資格期間には算入されますが、老齢基礎年金の年金額には反映されません。 - 不適切
老齢基礎年金の受給資格期間には算入され、また、老齢基礎年金の年金額にも反映されます。
※2分の1に相当する月数(2009年3月分までは3分の1)が反映されます。 - 不適切
保険料免除期間に係る保険料のうち、追納することができる保険料は、追納に係る厚生労働大臣の承認を受けた日の属する月前10年以内の期間に係るものに限られることになります。 - 適切
産前産後期間の保険料免除制度により保険料の納付が免除された期間は、保険料納付済期間として老齢基礎年金の年金額に反映されます。
解答:4