2022年5月FP2級資産設計:第8問(実技試験)

FP2級・3級試験教材

2022年5月に実施されましたFP2級実技試験(資産設計提案業務)の第8問の問題と解説です。

第8問:FP2級資産設計(2022年5月実技試験)

下記の問26~問28について解答しなさい。

問26

田中さんは、独立開業の準備資金として、15年後に700万円を準備したいと考えている。15年間、年利1.0%で複利運用する場合、現在いくらの資金があればよいか。

問27

長岡さんは、老後の生活資金の一部として、毎年年末に300万円を受け取りたいと考えている。受取期間を20年間とし、年利1.0%で複利運用する場合、受取り開始時にいくらの資金があればよいか。

問28

筒井さんは、移住するための資金として、20年後に1,200万円を準備したいと考えている。年利1.0%で複利運用しながら毎年年末に一定額を積み立てる場合、毎年いくらずつ積み立てればよいか。

解答・解説

問26

一定期間複利運用しながら将来の目標金額を得るためには、現在、いくらの元本が必要であるのかを求めたい場合、目標金額に乗じる係数は、現価係数です。

ですので、「700万円×0.861=6,027,000円」となります。

解答:6,027,000円

問27

一定の利率で複利運用しながら一定期間、毎年一定金額を受け取るために必要な元本を試算する際、毎年受け取りたい金額に乗じる係数は、年金現価係数です。

ですので、「300万円×18.046=54,138,000円」となります。

解答:54,138,000円

問28

一定の利率で複利運用しながら一定期間後に目標とする額を得るために必要な毎年の積立額を試算する際、目標とする額に乗じる係数は、減債基金係数です。

ですので、「1,200万円×0.045=540,000円」となります。

解答:540,000円

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