2022年(令和4年)5月に実施されましたFP2級学科試験の問35の問題(住宅ローン控除)と解答・解説です。
問題35:住宅ローン控除
住宅を新築または取得した場合の所得税における住宅借入金等特別控除(以下「住宅ローン控除」という)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 住宅ローン控除の対象となる借入金は、契約による償還期間が15年以上のものに限られる。
- 住宅ローン控除の対象となる家屋は、床面積の2分の1以上に相当する部分がもっぱら自己の居住の用に供されるものでなければならない。
- 住宅ローン控除の適用を受けるためには、その対象となる家屋を新築または取得した日から3ヵ月以内に自己の居住の用に供さなければならない。
- 住宅ローン控除は、納税者が給与所得者である場合、所定の書類を勤務先に提出することにより、住宅を取得し、居住の用に供した年分から年末調整により適用を受けることができる。
解答・解説
- 不適切
「15年以上」ではなく、「10年以上」となります。 - 適切
住宅ローン控除の対象となる家屋は、床面積の2分の1以上に相当する部分がもっぱら自己の居住の用に供されるものでなければなりません。 - 不適切
「3ヵ月以内」ではなく、「6ヵ月以内」となります。 - 不適切
給与所得者が住宅ローン控除の適用を受けようとする場合、最初の年分については、確定申告が必要となり、翌年分からは年末調整でも可能となります。
解答:2