【2024年1月FP2級】問57：取引相場のない株式の評価等

2024年（令和6年）1月に実施されましたFP2級学科試験の問57の問題（取引相場のない株式の評価等）と解答・解説です。

問57：取引相場のない株式の評価等

相続税における取引相場のない株式の評価等に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、評価の対象となる株式は、特定の評価会社の株式には該当しないものとする。

1. 株式を取得した株主が同族株主に該当するかどうかは、その株主およびその同族関係者が有する議決権割合により判定する。
2. 会社規模が小会社である会社において、中心的な同族株主が取得した株式の価額は、原則として、類似業種比準方式によって評価する。
3. 同族株主のいる会社において、同族株主以外の株主が取得した株式の価額は、その会社規模にかかわらず、原則として、純資産価額方式によって評価する。
4. 配当還元方式では、株式の１株当たりの年配当金額を５％の割合で還元して元本である株式の価額を評価する。

解答・解説

1. 適切
   株式を取得した株主が同族株主に該当するかどうかは、その株主およびその同族関係者が有する議決権割合により判定します。
2. 不適切
   会社規模が小会社である会社において、中心的な同族株主が取得した株式の価額は、原則として、純資産価額方式によって評価します。
3. 不適切
   同族株主のいる会社において、同族株主以外の株主が取得した株式の価額は、その会社規模にかかわらず、原則として、配当還元方式によって評価します。
4. 不適切
   配当還元方式では、株式の１株当たりの年配当金額を10％の割合で還元して元本である株式の価額を評価します。

解答：１

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