2020年1月に実施されましたFP3級実技試験(資産設計提案業務)の第1問の問題と解説です。
第1問:2020年1月3級実技試験(資産設計)
問1:関連法規
ファイナンシャル・プランニング業務を行うに当たっては、関連業法を順守することが重要である。ファイナンシャル・プランナー(以下「FP」という)の行為に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 税理士資格を有していないFPが、参加費有料のセミナーにおいて、仮定の事例に基づき、税額計算の手順を解説した。
- 生命保険募集人登録をしていないFPが、生命保険契約を検討している顧客のライフプランに基づき、必要保障額を具体的に試算した。
- 投資助言・代理業の登録をしていないFPが、顧客と投資顧問契約を締結し、特定の有価証券の動向や投資判断について助言をした。
↓
【解答・解説】
- 適切
税理士の資格をもっていなくても、仮定の事例を用いて税額計算の手順を解説することができます。 - 適切
生命保険募集人登録をしていなくても、必要保障額を具体的に試算することができます。 - 不適切
投資助言・代理業の登録をしていないのであれば、顧客と投資顧問契約を締結し投資助言をしてはいけません。
解答:3
問2:キャッシュフロー表
下記は、永井家のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表の空欄(ア)、(イ)にあてはまる数値の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、計算過程においては端数処理をせず計算し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。
※年齢および金融資産残高は各年12月31日現在のものとし、2019年を基準年とする。
※給与収入は可処分所得で記載している。
※記載されている数値は正しいものとする。
※問題作成の都合上、一部空欄にしてある。
- (ア)453 (イ)383
- (ア)454 (イ)383
- (ア)454 (イ)386
↓
【解答・解説】
(ア)について
436×(1+0.01←変動率)4=453.7・・・→454万円(万円未満四捨五入)
(イ)について
340(前年残高)×(1+0.01←変動率)+43(当年の年間収支)=386.4→386万円(万円未満四捨五入)
解答:3