2019年1月に実施されましたFP3級学科試験の問47の問題(退職所得控除額)と解答・解説です。
問題47:退職所得控除額
次の記述の( )内にあてはまる最も適切な文章、語句、数字またはそれらの組合せを1~3のなかから選びなさい。
給与所得者が、22年間勤務した会社を定年退職し、退職金2,000万円の支払を受けた。この場合、所得税の退職所得の金額を計算する際の退職所得控除額は、( )となる。
- 800万円+70万円×(22年-20年)×1/2=870万円
- 800万円+40万円×(22年-20年)=880万円
- 800万円+70万円×(22年-20年)=940万円
↓
【解答・解説】
勤続年数20年超の者が受け取る退職手当等に係る退職所得の金額の計算上、
退職手当等の収入金額から控除する退職所得控除額は、「800万円+70万円×(勤続年数-20年)」となります。
ですので、800万円+70万円×(22年-20年)=940万円が、退職所得控除額となります。
※例えば、退職所得控除額における勤続年数を計算する際、その計算した期間に1年未満の端数が生じたときは、これを1年として勤続年数を計算することになります。
解答:3