2018年5月に実施されました2級FP学科試験の問12の問題(個人年金保険)と解答・解説です。
問12 個人年金保険
【問題】
個人年金保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 保険料の支払方法には月払い、半年払い、年払い、一時払いがあるが、他の契約条件が同じ場合、保険料の支払総額が最も少ないのは一時払いである。
- 年金受取期間中に被保険者が死亡した場合、相続人等が死亡給付金を一時金として受け取ることができる。
- 定額個人年金保険は、契約時に基本年金額が確定するが、変額個人年金保険は積立金の運用成果によって年金額が変動する。
- 定額個人年金保険は、他の契約条件が同じ場合、保険料の払込満了から年金受取開始までの据置期間が長い方が、受け取る年金額は多くなる。
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【解答・解説】
- 適切。
保険料の一時払いとは、契約時に全部の保険期間の保険料をまとめて支払うことです。
全部の保険期間の保険料を支払いますので、割引率が高くなります。
割引率が高くなれば保険料総額が安くなります。 - 不適切。
年金受給前に個人年金保険の被保険者が死亡した場合、相続人等が死亡給付金を一時金として受け取ることができます。
これに対し、年金受取期間中に被保険者が死亡した場合、相続人等が死亡給付金を一時金として受け取ることができません。 - 適切。
定額個人年金保険は、契約時に基本年金額が確定します。
これに対し、変額個人年金保険は、特別勘定(株式や債券等により運用されるファンド)の資産の運用実績に基づき、年金額や解約返戻金が変動します。 - 適切。
定額個人年金保険は、他の契約条件が同じ場合、保険料の払込満了から年金受取開始までの据置期間が長い方が、保険会社による運用期間が長くなりますので、受け取る年金額は多くなります。
解答:2
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