2021年(令和3年)5月に実施されましたFP2級学科試験の問6の問題(国民年金)と解答・解説です。
問題6:国民年金
国民年金に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 第1号被保険者は、日本国内に住所を有する20歳以上60歳未満の自営業者や学生などのうち、日本国籍を有する者のみが該当する。
- 第1号被保険者である大学生は、本人の所得金額の多寡にかかわらず、所定の申請により、学生納付特例制度の適用を受けることができる。
- 保険料免除期間に係る保険料のうち、追納することができる保険料は、追納に係る厚生労働大臣の承認を受けた日の属する月前5年以内の期間に係るものに限られる。
- 遺族基礎年金を受給することができる遺族は、国民年金の被保険者等の死亡の当時、その者によって生計を維持し、かつ、所定の要件を満たす「子のある配偶者」または「子」である。
解答・解説
- 不適切
第1号被保険者は、日本国内に住所を有する20歳以上60歳未満の自営業者や学生などのことで、国籍要件はありません。 - 不適切
第1号被保険者で一定の大学等の学生である者は、本人の所得金額が一定金額以下であれば、申請により、在学中の国民年金保険料の納付が猶予されます。これが、学生納付特例制度です。 - 不適切
保険料免除期間に係る保険料のうち、追納することができる保険料は、追納に係る厚生労働大臣の承認を受けた日の属する月前10年以内の期間に係るものに限られています。 - 適切
遺族基礎年金を受給することができる遺族は、国民年金の被保険者等の死亡の当時、その者によって生計を維持し、かつ、所定の要件を満たす「子のある配偶者」または「子」です。
解答:4