2024年(令和6年)9月に実施されましたFP2級学科試験の問50の問題(不動産の投資判断の手法等)と解答・解説です。
問50:不動産の投資判断の手法等
不動産の投資判断の手法等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- ⅠRR(内部収益率)とは、投資によって得られる将来のキャッシュフローの現在価値と投資額が等しくなる割引率をいう。
- DCF法は、連続する複数の期間に発生する純収益および復帰価格を、その発生時期に応じて現在価値に割り引き、それぞれを合計して対象不動産の収益価格を求める手法である。
- NOI利回り(純利回り)は、対象不動産から得られる年間の総収入を総投資額で除して算出される利回りであり、不動産の収益性を測る指標である。
- レバレッジ効果とは、投資の収益率が借入金の金利を上回っている場合に、借入金を利用することにより自己資金に対する利回りが上昇する効果をいう。
解答・解説
- 適切
ⅠRR(内部収益率)とは、投資によって得られる将来のキャッシュフローの現在価値と投資額が等しくなる割引率をいいます。 - 適切
DCF法は、連続する複数の期間に発生する純収益および復帰価格を、その発生時期に応じて現在価値に割り引き、それぞれを合計して対象不動産の収益価格を求める手法です。 - 不適切
NOI利回りは、「純収益」を総投資額で除して算出される利回りで、不動産の収益性を図る指標です。 - 適切
レバレッジ効果とは、投資の収益率が借入金の金利を上回っている場合に、借入金を利用することにより自己資金に対する利回りが上昇する効果をいいます。
解答:3