【2025年5月FP2級】問54:民法上の相続

2025年(令和7年)5月公表分のFP2級学科試験(CBT試験)の問54の問題(民法上の相続)と解答・解説です。

問54:民法上の相続

民法に規定する相続に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 相続の単純承認をした相続人は、被相続人の財産のうち、積極財産のみを相続する。
  2. 相続の放棄をする相続人は、原則として、相続の開始があったことを知った時から3カ月以内に、その旨を家庭裁判所に申述しなければならない。
  3. 相続人が相続の放棄をした場合、その放棄をした者の子が代襲して相続人となる。
  4. 限定承認は、相続人が複数いる場合であっても、限定承認を行おうとする者が単独ですることができる。

解答・解説

  1. 不適切
    単純承認とは、積極財産(資産)だけでなく、消極財産(負債)も全てそのまま引き継ぐ相続の方法をいいます。
  2. 適切
    相続の放棄をする相続人は、原則として、相続の開始があったことを知った時から3カ月以内に、その旨を家庭裁判所に申述しなければなりません。
  3. 不適切
    相続放棄は、代襲相続の原因とはなりません。
  4. 不適切
    限定承認をしようとする場合、相続の開始があったことを知った時から原則として3ヵ月以内に、その旨を家庭裁判所に相続人全員が共同して申述しなければなりません。

解答:2

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