2019年1月に実施されましたFP2級学科試験の問23の問題(固定利付債券)と解答・解説です。
問題23:固定利付債券
固定利付債券(個人向け国債を除く)の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 国内景気が好況で国内物価が継続的に上昇傾向にある局面では、債券価格は上昇する傾向がある。
- 市場金利の上昇は債券価格の上昇要因となり、市場金利の低下は債券価格の下落要因となる。
- 債券の発行体の財務状況の悪化や経営不振などにより、償還や利払い等が履行されない可能性が高まると、当該債券の市場価格は下落する傾向がある。
- 債券を償還日の直前に売却した場合には、売却価格が額面価格を下回ることはない。
解答・解説
- 不適切
国内景気が好況期で国内物価が継続的に上昇傾向にある局面では、債券価格は下落する傾向があります。 - 不適切
市場金利の低下は債券価格の上昇要因となり、市場金利の上昇は債券価格の下落要因となります。 - 適切
債券の発行体の財務状況の悪化や経営不振などにより、償還や利払い等が履行されない可能性が高まると、当該債券の市場価格は下落する傾向があります。 - 不適切
債券を償還日の直前に売却した場合、売却価格が額面価格を下回ることがあり、運用の機会損失を招くことがあります。
解答:3