2020年(令和2年)9月に実施されましたFP2級学科試験の問12の問題(個人年金保険)と解答・解説です。
問題12:個人年金保険
個人年金保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 確定年金では、年金受取開始日前に被保険者(=年金受取人)が死亡した場合、死亡給付金受取人が契約時に定められた年金受取総額と同額の死亡給付金を受け取ることができる。
- 定額個人年金保険では、他の契約条件が同一の場合、保険料の払込満了から年金受取開始までの据置期間が長い方が、受け取る年金額は多くなる。
- 確定年金では、年金受取期間中に被保険者(=年金受取人)が死亡した場合、相続人等が既払込保険料相当額の死亡給付金を受け取ることができる。
- 終身年金では、他の契約条件が同一の場合、保険料は被保険者が男性の方が女性よりも高くなる。
解答・解説:個人年金保険
- 不適切
確定年金は、年金支払い開始前に被保険者が死亡した場合、既払込保険料相当額が死亡保険金として支払われることになります。 - 適切
定額個人年金保険では、他の契約条件が同一の場合、保険料の払込満了から年金受取開始までの据置期間が長い方が、受け取る年金額は多くなります。 - 不適切
確定年金は、契約時に定めた年金受取期間、被保険者の生死に関係なく年金を受け取ることができ、年金受取期間中に死亡した場合、残りの期間分の年金または一時金は遺族に支払われることになります。 - 不適切
終身年金では、被保険者が同年齢で、基本年金額や保険料払込期間、年金受取開始年齢など契約内容が同一の場合、保険料は男性の方が女性よりも安くなります。
解答:2