【2024年9月FP2級】問4：労働者災害補償保険

2024年（令和6年）9月に実施されましたFP2級学科試験の問4の問題（労働者災害補償保険）と解答・解説です。

問4：労働者災害補償保険

労働者災害補償保険に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1. 派遣労働者が派遣先で業務上負傷した場合、派遣元事業が労働者災害補償保険の適用事業とされる。
2. 労働者が業務上の負傷または疾病による療養のため労働することができず賃金を受けられない場合、賃金を受けられない日の第４日目から休業補償給付が支給される。
3. 労働者が業務上死亡した場合、葬祭を行う者に葬祭料が支給される。
4. 労働者が業務上の負傷または疾病が治癒したときに障害が残り、その障害の程度が所定の障害等級に該当するときは、障害補償年金または障害補償一時金のいずれかを選択して受給することができる。

解答・解説

1. 適切
   派遣労働者が派遣先で業務上負傷した場合、派遣元事業が労災保険の適用事業とされます。
   ※派遣労働者は派遣元事業主と雇用関係を有しています。
2. 適切
   労働者が業務上の負傷または疾病による療養のため労働することができず賃金を受けられない場合、賃金を受けられない日の第４日目から休業補償給付が支給されます。
3. 適切
   労働者が業務上死亡した場合、葬祭を行う者に葬祭料が支給されます。
4. 不適切
   労働者の業務上の負傷又は疾病が治癒し、身体に一定の障害が残り、その障害の程度が所定の障害等級（１級～14級）に該当する場合は、当該労働者に障害補償給付が支給されます。
   なお、障害等級１級～７級に該当する場合は年金が支給され、障害等級８級～14級に該当する場合は一時金が支給されます。

解答：４

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