2020年(令和2年)1月に実施されましたFP3級学科試験の問47の問題(退職所得控除額)と解答・解説です。
問題47:退職所得控除額
次の記述の( )内にあてはまる最も適切な文章、語句、数字またはそれらの組合せを1~3のなかから選びなさい。
36年間勤務した会社を定年退職した給与所得者の所得税における退職所得の金額を計算する際の退職所得控除額は、( )となる。
- 800万円+70万円×(36年-20年)×2分の1=1,360万円
- 800万円+40万円×(36年-20年)=1,440万円
- 800万円+70万円×(36年-20年)=1,920万円
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【解答・解説】
勤続年数20年超の者が受け取る退職手当等に係る退職所得の金額の計算上、退職手当等の収入金額から控除する退職所得控除額は、以下の算式により求めた金額となります。
800万円+70万円×(勤続年数-20年)=退職所得控除額
ですので、「800万円+70万円×(36年-20年)=1,920万円」が退職所得控除額となります。
なお、退職所得控除額における勤続年数を計算する際、その計算した期間に1年未満の端数が生じたときは、これを1年として勤続年数を計算することになります。
解答:3