2021年(令和3年)5月に実施されましたFP2級学科試験の問9の問題(奨学金及び教育ローン)と解答・解説です。
問題9:奨学金及び教育ローン
奨学金および教育ローンに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 日本学生支援機構の給付奨学金を申し込む者は、一定の基準を満たせば、併せて貸与型の第一種奨学金および第二種奨学金を申し込むこともできる。
- 日本学生支援機構の貸与奨学金の返還が困難となった場合、毎月の返還額を減額して返還期間の延長を申請することができる。
- 日本政策金融公庫の教育一般貸付(国の教育ローン)の申込人は、学生等の保護者に限られる。
- 日本政策金融公庫の教育一般貸付(国の教育ローン)の資金使途には、入学金・授業料等の学校納付金や教材費だけではなく、自宅外から通学する学生等の住居費用等も含まれる。
解答・解説
- 適切
日本学生支援機構の給付奨学金を申し込む者は、所定の基準を満たせば、併せて貸与型の第一種奨学金および第二種奨学金を申し込むこともできます。 - 適切
日本学生支援機構の貸与型奨学金の返還が困難になった場合、月々の返還額を減らして返還期間を延ばす減額返還か、一定期間返還を先送りする返還期限猶予を願い出ることができます。 - 不適切
日本政策金融公庫の教育一般貸付(国の教育ローン)は、主に学生の保護者が申込人となるが、成人している学生で、安定した収入があり、独立して生計を営んでいるのであれば、学生本人が申込人となれる場合があります。 - 適切
日本政策金融公庫の教育一般貸付(国の教育ローン)の資金使途には、入学金・授業料等の学校納付金や教材費だけではなく、自宅外から通学する学生等の住居費用等も含まれます。
解答:3