2018年5月に実施されました3級FP学科試験の問20(所得税の確定申告)の問題と解答・解説です。
問20 所得税の確定申告
次の記述は、正しいですか?それとも、誤っていますか?
解答:正しい記述です。
給与所得者については、本来、会社が行う年末調整により所得税額が確定し、納税も完了します。つまり、所得税の確定申告を行う必要はありません。
しかし、給与所得者のうち、その年中に支払を受けるべき給与の収入金額が2,000万円を超える人は、所得税の確定申告をしなければなりません。
よって、本問は、正しい記述となります。
※以下の人も確定申告を行う必要があります。
- 2か所以上の会社から給与を受けている人
- 給与を1か所から受けていて、給与所得及び退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超える人
- 雑損控除、医療費控除、寄附金控除を受ける人。
- 同族会社の役員等で、その同族会社から貸付金の利子や資産の賃貸料等を受け取っている人。
- 住宅借入金等特別控除を受ける人(初年度についてのみ確定申告が必要。2年目以降は、年末調整でも可能となります。)
- 上記以外の税額控除を受ける人
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