2020年(令和2年)1月に実施されましたFP3級学科試験の問59の問題(遺留分)と解答・解説です。
問題59:遺留分
次の記述の( )内にあてはまる最も適切な文章、語句、数字またはそれらの組合せを1~3のなかから選びなさい。
下記の<親族関係図>において、遺留分算定の基礎となる財産の価額が9,000万円であり、相続人が合計4人である場合、二男Eさんの遺留分の金額は、( )となる。
<親族関係図>
- 750万円
- 1,125万円
- 1,500万円
↓
【解答・解説】
「相続人が直系尊属のみ」以外の場合ですので、絶対的遺留分が2分の1となります。
↓
そして、個別的遺留分は、「絶対的遺留分×法定相続分」により求めます。
↓
子供の法定相続分である2分の1を3人で均等に分け合いますので、二男Eさんの法定相続分は6分の1となります。
そして、二男Eさんの個別的遺留分は「2分の1×6分の1=12分の1」となります。
↓
ですので、二男Eさんの遺留分の金額は、「9,000万円×12分の1=750万円」となります。
解答:1