PER(株価収益率)について【FP過去問ポイント解説】

FP2級・3級試験教材

株式投資の指標の1つであるPER(株価収益率)について、過去問を使って解説していきます。

↓過去問↓

下記の資料に基づいて、X社・Y社のPERを求めていきます。(小数点以下第3位を四捨五入します。)

<資料>

財務データFP2級実技試験(個人資産)

<株価データ>

  • X社:株価730円、発行済株式総数4億株、1株当たり配当金20円
  • Y社:株価1,000円、発行済株式総数1億5,000万株、1株当たり配当金30円

PERは、株価が1株当たり当期純利益の何倍であるかを示す投資指標です。

PER(倍)=株価÷1株当たりの当期純利益※

 ※1株当たりの当期純利益=当期純利益÷発行済株式総数

PERが高いほうが株価は割高、低いほうが株価は割安と判断されます。しかし、絶対的なものではありません。

まずは、X社から見ていきます。

1株当たりの当期純利益は、「28,000百万円÷4億株=70円」となります。

PERは、「730円÷70円=10.428…→10.43倍」となります。

次は、Y社を見ていきます。

1株当たりの当期純利益は、「12,000百万円÷1億5,000万株=80円」となります。

PERは、「1,000円÷80円=12.5倍」となります。

≫ポイント解説目次ページ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

    FP2級・3級試験教材