この問題は、2018年1月に実施された3級FP学科試験の【第1問=一問一答式問題:問5】です。
住宅ローン(返済方法)の問題は、今後の3級FP(ファイナンシャルプランナー)試験でも、出題される論点ですので、必ず、押えてください。
【問5】住宅ローン
正しいものまたは適切なものには1を、誤っているものまたは不適切なものには2をつけてください。
住宅ローンの返済方法において元利均等返済方式と元金均等返済方式を比較した場合、返済期間や金利などの他の条件が同一であれば、通常、利息を含めた総返済金額が多いのは、元金均等返済方式である。
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【解答・解説】
住宅ローンの返済方法には、元利均等返済と元金均等返済があります。
元利均等返済とは?
元利均等返済とは、毎回、返済額(元金+利息)が一定となる返済方法のことです。
返済当初は、利息部分が多くなり、返済期間が経過するごとに利息部分が少なくなっていきます。元金については、利息とは逆になります。
元金均等返済とは?
元金均等返済とは、毎回の返済額に占める元金部分が一定となる返済方法のことです。
利息については、元金残高に基づいて計算されることとなり、当初は利息部分の返済額が多くなり、返済期間が経過するごとに利息部分の返済額が少なくなっていきます。つまり、返済期間が経過するごとに毎回の返済額の負担が減っていきます。
返済総額が多いのは?
返済総額は、返済期間や金利などの他の条件が同一であれば、通常、元金均等返済より元利均等返済の方が多くなります。
本問は、「総返済金額が多いのは、元金均等返済方式である。」と記載されていますので、誤った記述となります。
A.2