マーケットの変動要因テキスト

マーケットの変動要因について見ていきます。

この分野は、本試験で出題される可能性が高いので、じっくりとこのテキストをマスターしてください。

~注意~

無料版のテキストは、一部の論点及び解説を省略しています。

ですので、教材購入者の皆さんは、必ず、教材購入者専用ページ内にありますテキスト完成版をご利用ください。

金利の上昇・下降の要因

景気と金利

景気がよくなると、消費者の購買意欲が増します。

個人消費が増大すると、それに伴い、企業は、多くのものを生産し設備投資する意欲が増加します。

以上を理由に資金需要が高まり、金利が上昇すると考えられます。

景気が悪くなると、消費者の購買意欲が減ります。

個人消費が減退すると、それに伴い、企業は、ものの生産・設備投資する意欲が減退します。

以上を理由に資金需要が減り、金利が下がると考えられます。

物価と金利

物価が上昇すると、人々は買いだめをしようと思い、貯蓄を取り崩して、お金を使います。

金融機関からすれば、貯蓄の取り崩しを防ごうとします。

以上を理由に、金利が上昇すると考えられます。

物価が下落すると、上記と逆になり、金利が下がると考えられます。

為替相場と金利

為替相場が円安になると、海外からの食料品などの輸入品の価格が高くなるので、物価が上昇します

以上を理由に、金利が上昇すると考えられます。

為替相場が円高になると、海外からの食料品などの輸入品の価格が安くなるので、物価が下落します

以上を理由に、金利が下がると考えられます。

海外金利との比較

海外の金利が上昇すると、海外で資金を運用した方が有利です。

金融機関からすれば、貯蓄の取り崩しを防ごうとします。

以上を理由に、金利が上昇すると考えられます。

海外の金利が下がると、上記と逆になり、金利が下がると考えられます。

債券価格と金利

債券価格と金利は逆に動きます。

債券価格は、金利が上昇すれば下落し、金利が低下すれば上昇します

海外通貨と比較

為替市場全体の動向として、米ドルを売って日本円を買う取引が増加すると、円高・米ドル安の要因となります。

為替市場全体の動向として、日本円を売って米ドルを買う取引が増加すると、円安・米ドル高の要因となります。

金融政策

日本銀行が、物価を安定させ、経済の健全な発展のために行っていく経済政策のことを金融政策といいます。

金融政策には、預金準備率操作(支払準備率操作)や公開市場操作などがあります。

預金準備率操作

預金準備率操作とは、日本銀行が預金準備率を上げ下げすることで、貸出しのためのお金の量を調節することです。

準備預金制度により、金融機関は、将来の預金支払いに備えて、日本銀行に対して、受け入れた預金等の一定割合を無利子で預け入れることが義務付けられています。この割合のことを預金準備率といいます。

預金準備率を引き上げると、金融機関が貸出しのためのお金の量が減少するため、金利は上がります

預金準備率を引き下げると、金融機関が貸出しのためのお金の量が増加するため、金利は下がります

公開市場操作

公開市場操作には、売りオペレーションと買いオペレーションがあります。

【売りオペレーション】

売りオペレーションとは、日本銀行が保有している国債や手形などを民間金融機関に売却して、市場から通貨を吸収することです。通貨供給量が減少すれば、金利は上がります

景気が良く、インフレのときは、売りオペレーションにより、市場から通貨を吸収します。

売りオペレーションは、金融引締めを目的として行われます。

【買いオペレーション】

買いオペレーションとは、日本銀行が保有している国債や手形などを民間金融機関から購入して、市場に通貨を供給することです。通貨供給量が増加すれば、金利は下がります

景気が悪く、デフレのときは、買いオペレーションにより、市場に通貨を供給します。

買いオペレーションは、金融緩和を目的として行われます。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加