ポートフォリオテキスト

ポートフォリオについて見ていきます。

この分野は、本試験で出題される可能性が高いので、じっくりとこのテキストをマスターしてください。

このページに掲載している2級追加論点とは、2級を目指す方だけが学習してください。ですので、3級を目指す方は、学習する必要はありません。

~注意~

無料版のテキストは、一部の論点及び解説を省略しています。

ですので、教材購入者の皆さんは、必ず、教材購入者専用ページ内にありますテキスト完成版をご利用ください。

ポートフォリオ運用

ポートフォリオとは、金融商品の組み合わせのことを意味します。

金融商品には、「リスク」と「リターン」があります。(リスクとは、投資結果が不確実であることです。)

異なった複数の金融商品等へ投資することにより、リスクを軽減させ、より安定した収益を上げるための投資の方法のことをポートフォリオ運用といいます。

分散投資

資産運用のリスクを低減させるための投資手法が、分散投資です。

1.投資対象の分散

  • 株式や債券などを、複数の銘柄に分散して投資します。
  • 異なる国や地域の株式、債券などに分散して投資します。

2.投資時期の分散

投資する時期を分散して投資します。それにより、価格変動リスクが軽減します。

ドル・コスト平均法は、価格が変動する金融商品を定期的に一定金額ずつ買う投資手法です。この手法によれば、価格が高ければ買う数量が減り、価格が安ければ買う数量が増えるので、長期的な観点からみれば、平均買付単価を引き下げます。

期待収益率←2級追加論点

期待収益率とは、投資するにあたり、将来得られると期待できる平均的な収益率のことです。

ポートフォリオの期待収益率は、各資産の期待収益率をポートフォリオの構成比で加重平均することで求めることができます。

ポートフォリオ全体の期待収益率=(各資産の構成比×各資産の期待収益率)の合計

【具体例】

期待収益率

上記の表をもとに、ポートフォリオの期待収益率を求めると以下のとおりになります。

(0.2%×0.55)+(3%×0.25)+(7%×0.2)=2.26%がポートフォリオの期待収益率となります。

シャープ・レシオ←2級追加論点

シャープ・レシオは、投資の効率性を測るもので、次の算式により求めることができます。

シャープ・レシオ=(ポートフォリオの収益率-安全資産利子率)÷ポートフォリオの標準偏差

※値が大きいほど優れた金融商品であるといえます。

※同一期間の収益率が同じ2つのファンドをシャープレシオで比較した場合、収益率の標準偏差の値が小さいファンドの方が効率よく運用されていたと評価することができます。

システマティック・リスク←2級追加論点

システマティック・リスクとは、ポートフォリオ理論において、分散投資によっては消去することができない市場全体のリスクの影響を受けるリスクのことです。

リスクの種類と内容

金融商品のリスクには、「信用リスク」、「金利変動リスク」、「価格変動リスク」、「為替変動リスク」などがあります。

【信用リスク】

金融機関・投資先の経営状態の悪化や経営破たんなどにより、投資した元本や、利子の支払いが滞ったりするリスクのことです。

【金利変動リスク】

金利の変動により資産の価値が変動するリスクのことです。

【価格変動リスク】

価格の変動により資産の価値が変動するリスクのことです。

【為替変動リスク】

為替の変動により資産の価値が変動するリスクのことです。

相関係数

相関係数とは、ポートフォリオに組み入れられている2つの資産の関連度合いを数字(-1~1まで)で示したものです。

1.「相関係数=-1」の場合

2つの資産がまったく逆の方向に値動きしています。一方が上昇すれば、もう一方が下落します。最大のリスク軽減効果があります。

2.「相関係数=0」の場合

2つの資産の値動きに連動性がありません。「相関係数=-1」ほどではないのですが、一定のリスク軽減効果があります。

3.「相関係数=1」の場合

2つの資産がまったく同じ方向に値動きしています。一方が上昇すれば、もう一方も上昇します。逆に、一方が下落すれば、もう一方も下落します。リスク軽減効果がありません。

 

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