企業年金テキスト

暗記復習まとめ集【FP2級3級】

【お知らせ】

日本ファイナンシャル・プランナーズ協会及び金融財政事情研究会から、新型コロナウイルス感染拡大の状況のため、2020年5月24日に実施される予定でしたファイナンシャ ル・プランニング技能検定の中止が発表されました。

これを受けまして、

教材購入者専用ページの利用期間の延長を行います。

既に、テキスト完成版・ポイント解説に関しましては、2020年9月試験対策用に変更いたしました。

2020年5月試験対策版の暗記復習まとめ集に関しましては、変更部分のみを正誤表ページに掲載していきます。

企業年金について見ていきます。

この分野は、本試験で出題される可能性が高いので、じっくりとこのテキストをマスターしてください。

種類

企業年金は、大きく分けると確定給付型と確定拠出型の2種類があります。

確定給付型とは、あらかじめ給付額が定められている年金制度のことで、確定拠出型とは、拠出した掛金額とその運用収益との合計額に基づいて給付額を決定する年金制度のことです。

確定給付型年金

確定給付型には、厚生年金基金や確定給付企業年金があります。

厚生年金基金

厚生年金基金制度とは、厚生年金の給付の一部を代行して行うことに加え、独自の上乗せ給付を行うことができる制度のことです。

平成26年4月1日以降、厚生年金基金を新設することはできません

1.掛金

厚生年金基金の掛金は、厚生年金保険の保険料と同じで、原則、労使折半となります。基金の上乗せ分の掛金は、全額事業主が負担することになります。

2.税金

  • 従業員が負担することとなる掛金については、社会保険料控除の対象となります。
  • 事業主が負担する掛金については、損金に算入されます。損金とは、会計上の費用みたいなものです。
  • 一時金で支払われるものは、退職所得に該当することになり、退職所得控除の対象となります。
  • 年金で支払われるものは、雑所得に該当することになり、公的年金等控除の対象となります。

3.その他

厚生年金基金の老齢給付金は、基本的に終身年金となります。ただし、厚生年金の代行部分以外の給付は、基金ごとの規約により一時金で受け取ることもできます。

確定給付企業年金

確定給付企業年金には、規約型と基金型の2種類があります。

  • 規約型とは、掛金を外部に拠出することで、その年金資産の管理運用をし、年金給付を行っていくものです。
  • 基金型とは、別法人として設立された企業年金基金が、その年金資産の管理運用をし、年金給付を行っていくものです。

1.掛金

掛金は、原則、事業主が負担することになります。ただし、従業員の同意の上、2分の1を上回らない範囲で従業員に負担させることもできます。

2.税金

  • 従業員が負担することになる掛金については、生命保険料控除の対象となります。
  • 事業主が負担することになる掛金については、損金に算入されます。
  • 一時金で支払われるものは、退職所得に該当することになり、退職所得控除の対象となります。
  • 年金で支払われるものは、雑所得に該当することになり、公的年金等控除の対象となります。

3.その他

  • 確定給付企業年金の老齢給付金は、60歳以上65歳以下の規約で定める年齢に達したとき、または50歳以上60歳未満の規約で定める年齢に達した日以後に退職したときに支給が開始されます。
  • 確定給付企業年金による年金給付は、終身または5年以上にわたり、毎年1回以上定期的に支給するものでなければなりません。

中小企業退職金共済制度(中退共)

中小企業退職金共済制度(=中退共制度)とは、中小企業のための国の退職金制度のことです。

中小企業退職金共済では、雇用する従業員を被共済者として事業主が勤労者退職金共済機構と退職金共済契約を締結します。

1.加入対象者

中小企業の従業員が加入対象者となります。なお、役員、個人事業主は、原則、加入することができません

※事業主と生計を一にする同居の親族は、使用従属関係等が認められることにより、従業員として加入することができます。

2.掛金

掛金は全額事業主が負担することになります。

※掛金月額は、被共済者(短時間労働者を除きます。)1人当たり5千円~3万円となります。

※新しく中退共制度に加入する事業主(一定の事業主は除きます。)に対しては、掛金月額の2分の1(従業員1人につき、上限5,000円)を加入後4ヵ月目から1年間、国が助成します。

※掛金月額が18,000円以下の従業員の掛金を増額する事業主(一定の事業主は除きます。)に対しては、増額分の3分の1を増額月から1年間、国が助成します。

3.中小企業者でなくなった場合

中退共制度の加入企業が中小企業者でなくなった場合には、中退共の解約手当金相当額を、所定の要件のもとに、確定給付企業年金制度や確定拠出年金制度(企業型年金)に移換することができます。

4.税金

  • 事業主が負担する掛金については、損金に算入されます。
  • 一時金で支払われるものは、退職所得に該当することになり、退職所得控除の対象となります。
  • 年金で支払われるものは、雑所得に該当することになり、公的年金等控除の対象となります。

5.退職金の支払い

退職金の受取方法には、一括して受け取る方法の他、以下の要件すべてに該当すれば、全額分割払い(5年間または10年間)等も認められています。

  • 退職日に60歳以上であること。
  • 5年間の分割の場合→退職金の額が80万円以上であること。
    10年間の分割の場合→退職金の額が150万円以上であること。

この続きは、

教材購入者専用ページにありますテキスト完成版でご確認ください。

暗記復習まとめ集【FP2級3級】

~教材購入者の皆様へ~

【INPUT】

テキストを覚えるのではなく、暗記復習まとめ集に掲載している論点を覚えてください。

暗記復習まとめ集に掲載している論点の意味合いを知るために、テキスト完成版と暗記復習まとめ集ポイント解説で使ってください。

【OUTPUT】

暗記復習まとめ集を覚え、テキスト完成版と暗記復習まとめ集を使って意味合いを知って頂ければ、押さえるべき重要な過去問及び改正論点を押さえていることになります。

ですので、本来であれば、過去問を含め、問題を解く必要はありません。

しかし、実技試験の一部の問題など、独特な問題に対応するために、一問一答問題などを使って問題を解いてください。

【その他】

  • 併用している方は、市販のテキスト等を中心にするのではなく、暗記復習まとめ集を中心に学習してください。(市販のテキスト等で掲載していない部分も重要です!)
  • 毎日、暗記復習まとめ集を使って復習を継続してください。復習を怠りますと、忘れていきます。
  • 理解の深入りは禁物です。テキスト完成版と暗記復習まとめ集に掲載していない部分は、理解する必要はありません。
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