保険料払込方法・保険見直しテキスト

保険料払込方法・保険見直しについて見ていきます。

この分野は、本試験で出題される可能性が高いので、じっくりとこのテキストをマスターしてください。

~注意~

無料版のテキストは、一部の論点及び解説を省略しています。

ですので、教材購入者の皆さんは、必ず、教材購入者専用ページ内にありますテキスト完成版をご利用ください。

保険料の払込方法

保険料の払込方法には、以下のものがあります。

  • 月払:毎月支払っていくものです。
  • 半年払:半年に、1回支払っていくものです。
  • 年払:毎年、1回支払っていくものです。
  • 一時払い:契約時に保険期間全体の保険料を一時に支払っていくものです。
  • 前納:「半年払」、「年払」の保険料をまとめて数回分を払い込んでいくものです。

※一般的に、月払より半年払など、まとめて払い込む方法をとるほど保険料が安くなっています。

1.一時払いの特徴

保険期間中に被保険者が死亡したときでも、支払った保険料は、返還されません

保険料を支払った年に限り(1回だけ)、全額が生命保険料控除の対象となります。

2.前納の特徴

払い込んだお金は、保険会社が預り、払込期日が来たら、預けていたお金から保険料が支払われることになっています。

被保険者の死亡時や解約時などに、未経過分の保険料は、返還されることになります

保険料の払込期間中、毎年、生命保険料控除の対象となります。

3.年払や半年払の特徴

払込方法が「年払や半年払」の場合、解約などで保険契約が消滅したときなどには、未経過分の保険料は、返還されることになります

保険料の払込猶予期間

払込期日までに保険料を支払わなかった場合においても、直ぐに、保険契約が失効(保険契約の効力が失ってしまうことです。)するわけではなく、その後の一定期間内に保険料を支払うことによって、保険契約は、失効しません。

この一定期間のことを払込猶予期間といいます。

払込猶予期間中は、保険契約が有効に継続しているので、保険事故が発生した場合には、保険金などを受け取ることができます。しかし、未払い分の保険料は、保険金などから差し引かれることになります。

【補足:ここも覚える】

  • 月払の猶予期間=払込期月の翌月の1日~末日まで
    例えば、契約日が4月5日、月単位の契約応当日が5月5日で、5月に支払うべき保険料を支払わなかった場合…
    →6月1日(払込期月の翌月の1日)~6月30日(末日)が猶予期間となります。
  • 半年払・年払の猶予期間=払込期月の翌月の1日~翌々月の月単位の契約応当日まで(なお、月単位の応当日がない場合には、翌々月の末日まで。ただし、契約応当日が2月、6月、11月の各末日の場合には、それぞれ、4月、8月、1月の各末日まで。)
    例えば、半年払いで、契約日が4月5日、半年単位の契約応当日が10月5日で、10月に支払うべき保険料を支払わなかった場合…
    →11月1日(払込期月の翌月の1日)~12月5日(翌々月の月単位の契約応当日)が猶予期間となります。

保険料の自動振替貸付制度

払込猶予期間内に保険料を支払うことができなければ、保険契約は失効することになります。

ただし、一定の保険では、自動振替貸付制度が適用されることになり、直ぐに、失効しません。

自動振替貸付制度とは、「生命保険会社が、解約返戻金の範囲内で、保険料を自動的に立て替え、契約を有効に継続させる制度」のことです。

自動振替貸付制度の主な特徴は、以下のとおりです。

  • 立替えられた保険料には、所定の利率による利息がつきます。
  • 立替えられた保険料は、生命保険料控除の対象となります。

契約の失効と復活

1.契約の失効

所定の期間内に保険料を支払わず、払込猶予期間内でも保険料を支払わなかった場合で、かつ、自動振替貸付制度が適用されないときには、保険契約の効力が失います。

これを失効といいます。

 

保険の見直し等

契約者貸付制度

契約者貸付制度とは、契約者からの申出により、契約している生命保険の解約返戻金の一定範囲内(主契約の解約返戻金の90%まで)で、保険会社からお金を借りることができる制度のことです。

お金を借りるので、所定の利率による利息がかかります。

払済保険

払済保険は、現在契約している生命保険の以後の保険料の払込みを中止し、その時点での解約返戻金をもとに、元の契約の保険期間を変えずに、元の主契約と同じ種類の保険(または養老保険等)に変更するものである。

変更後、付加されていた特約は、原則、消滅することになります。ただし、リビングニーズ特約など一部の特約は継続できる場合もあります。

払済保険(保険見直し)

延長(定期)保険

延長保険とは、現在契約している生命保険の以後の保険料の払込みを中止し、その時点での解約返戻金をもとに、同じ保険金額の定期保険に変更するものです。

  • 払済保険と異なり、保険金額は変わりません。その代わりに保険期間は、短くなります。
  • 変更後、付加されていた特約は、原則として、消滅することになります。

延長保険(保険見直し)

契約転換制度

現在加入している生命保険契約の積立部分や積立配当金を転換(下取り)価格として新しい契約の一部にあてる方法です。なお、元の契約は、消滅することになります。

  • 同じ生命保険会社でなければ利用することができません。
  • 告知義務が発生します。なお、診査が必要となる場合もあります。
  • 転換制度を利用した時の年齢・保険料率により保険料を計算します。

保険金額の減額

減額とは、保険期間中に、保険金額を減らすことによって、保険料を少なくすることができる制度のことです。

付加されている特約も同時に減額または消滅することがあります。

減額した部分は解約したものとして取り扱います。ですので、解約返戻金がある場合には、解約返戻金を受け取ることができます。

保険金減額イメージ

配当金の引出し

配当金の受取方法を「積立」にしている場合には、積み立てた配当金の全部または一部を途中で引き出すことができます。

解約

保険料の支払いが困難であるなどの理由により、保険契約の継続が困難な場合、保険契約を解約することができます。

解約によって保険契約は消滅するので、以降の保障はありません。

  • 解約すると解約返戻金を受け取ることができます。
  • 主契約を解約すると、特約も解約したことになります特約のみを継続させることはできません。

 

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