個人住民税・個人事業税について見ていきます。
この分野は、出題頻度はそれほど高くありませんので、深入りせずにテキストをマスターしてください。
個人住民税
個人住民税は、道府県民税(東京都は、都民税)と市町村民税(東京23区は、特別区民税)を合わせたもので、1月1日現在の住所地で課税されます。
税額
個人住民税は、所得金額に応じて納める所得割と、均等の税額を納める均等割とを合算したものです。
所得割
所得割とは、前年の所得金額に応じて課税されます。
所得割額=(前年の総所得金額等-所得控除額※)× 税率(全国一律10%)-税額控除額
※住民税の主な所得控除額は、以下のとおりです。所得税の所得控除額とは異なります。
- 基礎控除額:最高43万円
- 配偶者控除:一般の配偶者は最高33万円、老人控除対象配偶者は最高38万円
- 配偶者特別控除:最高33万円
- 扶養控除:一般扶養親族は33万円、特定扶養親族は45万円
- 地震保険料控除:最高2万5千円
- 生命保険料控除:旧契約・新契約合わせて最高7万円
均等割
均等割とは、所得金額にかかわらず、一律で課税されます。
【補足:ここも覚える】
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納付方法
住民税の納付方法には、「普通徴収」と「特別徴収」の2種類があります。
1.普通徴収
給与所得者以外の方を対象とした納税方法です。通常、6月に、納税義務者に納税通知書が送付され、年4回納付します。
2.特別徴収
給与所得者の方を対象とした納税方法です。原則、その者の前年分の所得の金額をもとに計算された税額をその年の6月から翌年の5月までの12回に分けて給与から天引きされ、事業主が納付します。
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