ポートフォリオについて見ていきます。
この分野は、本試験で出題される可能性が高いので、じっくりとこのテキストをマスターしてください。
ポートフォリオ運用
ポートフォリオとは、金融商品の組み合わせのことを意味します。
金融商品には、「リスク」と「リターン」があります。(リスクとは、投資結果が不確実であることです。)
異なった複数の金融商品等へ投資することにより、リスクを軽減させ、より安定した収益を上げるための投資の方法のことをポートフォリオ運用といいます。
分散投資
資産運用のリスクを低減させるための投資手法が、分散投資です。
1.投資対象の分散
- 株式や債券などを、複数の銘柄に分散して投資します。
- 異なる国や地域の株式、債券などに分散して投資します。
2.投資時期の分散
投資する時期を分散して投資します。それにより、価格変動リスクが軽減します。
ドル・コスト平均法は、価格が変動する金融商品を定期的に一定金額ずつ買う投資手法です。この手法によれば、価格が高ければ買う数量が減り、価格が安ければ買う数量が増えるので、長期的な観点からみれば、平均買付単価を引き下げます。
期待収益率
期待収益率とは、投資するにあたり、将来得られると期待できる平均的な収益率のことです。
ポートフォリオの期待収益率は、各資産の期待収益率をポートフォリオの構成比で加重平均することで求めることができます。
ポートフォリオ全体の期待収益率=(各資産の構成比×各資産の期待収益率)の合計
【具体例】 上記の表をもとに、ポートフォリオの期待収益率を求めると以下のとおりになります。 (0.2%×0.55)+(3%×0.25)+(7%×0.2)=2.26%がポートフォリオの期待収益率となります。 |
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